序説
あなたはこんな経験はありませんか?
これから上がりそうな「株」を様々なテクニカル指標で分析し、
やっとの思いでピックアップアップした「銘柄」を買った。
すると、株価は予想に反し、下がり出した
もう少し我慢したら上がるだろうと思って、ホールド(売らずに持ち続ける)した
何と株価は上がるどころか、さらに下がり始めた
もはや利益を出す事は諦めて「せめて買った価格くらいに戻ってくれたら売ろう」、と思ってさらにホールドする。
あろう事か、株価はさらに下がり続けた。
さらに下がり続ける株価を眺めて、段々と怖くなり
とうとう大幅に下がった状態で売ってしまった(損切り)
すると、株価はそれを待っていたかの様に上がり始めた。
如何ですか?
株式投資では「あるある」ですよね、
しかし、よく考えるとこれって当たり前のことなのです。
なぜって、それが95%の人が負けて、5%の一部の人しか勝てないと言われいる所以です。
ここでは株式投資の勝てない現実を知り、どうやったら5%の勝ち組に入れるかをお話ししていきます。
それでは最後まで読んでくださいね
株式市場へ参加している人達とは
あなたが参加している株式市場とは、どのような人が参加しているのでしょうか、
下図はJPX(日本取引所グループ)、日本で取引できる株式・投資信託を所有している個人・団体の割合です
※出典:株の窓口
上図の様に約2割弱の我々個人投資家に対して、多くは法人・団体などの機関投資家が参加している事が分かります。
機関投資家の種類
※出典:ウォールストリートジャーナル
1、銀行や保険会社などの金融機関
私たちが普段関りのある銀行や保険会社など
基本は長期的に一部上場企業の大型株を保有し、安定的に手堅く利益を出そうとします。
従って、短期間で売り買いを激しく行ったりはしません。
2、会社(大企業)や政府や地方公共団体、財団法人、特殊法人、などの事業法人
彼らも1、の金融機関と同様、大型株や※ETF(上場投資信託)などへの分散投資が基本になります。
※ETF・・・日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)等の動きに連動する運用成果をめざし、東京証券取引所などの金融商品取引所に上場している投資信託
3、外国の金融機関や個人投資家
彼らの多くは「ヘッジファンド」とも呼ばれ、短期的な売買を繰り返してハイリスク・ハイリターンで大きく稼ぐことを目的にしています。
信用取引※(空売り)を使って、株価が上がった時も下がった時も利益が出るような運用をします。
※空売り・・・証券会社(証券金融会社)から株を借りて売り、その後買い戻すことでその差額をえるという取引です。株価が下落する局面でも利益を出せる取引として信用取引の大きなメリットの一つです。
信用取引口座より
なぜ、株価は上がるのか
株価は需要と供給の関係で上がったり、下がったりします。
例えば
1、ファンダメンタル的に良い材料がそろっている
好決算、上方修正、復配、業績の向上に繋がる材料の発表があった時など、
2、テクニカル的に良い材料がそろっている
本来その企業にとってあるべき適性の株価に対して、売られすぎ(下がりすぎ)の指標が表れている。
そして、個人投資家の多くはそれら好材料の情報を知って株を買い始めます。
賢明なあなたなら、既にご理解頂けていると思いますが、ハッキリ言ってそれからではもう遅いのです。
なぜなら、機関投資家たちは投資のプロです。
株価に影響するような企業情報は我々個人投資家が知り得る前から、彼らは知っています。
つまり、そのような情報が一般に流れる前に、徐々に買いを入れて株価を上げていっています。
すると多くの個人投資家は「やっぱり上がってきた、チャンス!」とばかりにどんどん買いを入れいきます。
そして、頃合いを見て機関投資家は一斉に売りを入れて利益を確定します。(いわゆる売り逃げ、ってやつです)
つまり、ファンだメンタルにしても、テクニカルにしても我々一般人が知り得る情報で判断し投資を行っても、
それは全て機関投資家の思うつぼで、我々個人投資家は彼らの手のひらで転がされているという訳なのです。
個人投資家が株で勝つ方法
それでは、機関投資家のカモにならず、確実に利益を上げていく方法はあるのでしょうか?
ハッキリと申し上げると、株式投資歴2~3年程度の俄かトレーダーが明日特定の「株」が上がるのか、下がるのか判断する事は不可能です。
それでも、ある程度結果を残す事は可能です。
例えば
1、今までの「買い」と「売り」の判断を全く逆のパターンを行う、
つまりは自分が上がるだろうと判断して買ったタイミングというのは、多くの人が同じように判断している可能性が高いと言う事です。
95%の人が株式投資で負けていると言う事は、今まで勝てなかった自分の全く逆の取引をすれば5%の勝ち組に入る可能性は高いと言う事になります。
2、買った株が上がったら、すぐ売る
確かに、企業の決算発表などで良い材料が出たら、ある程度株価は上がります。
しかし、前述したように機関投資家はそれを待っていたかのように、すかさず利益確定の売りを入れて来ます。
つまり、その前に売るのです。
チャートを見れば株価は上がったり、下がったりと一定の山と谷があります。
その値幅を過去のチャートから分析し、欲張らずに値幅の途中で売り抜けることです。
3、買った株が下がったら、すかさず※「売り玉(ぎょく)」を入れる
※売り玉・・・信用取引において、先に売っておいて、後で買い戻す仕組み、
もっと分かりやすく言うと、株価が下がったら儲かり、上がったら損をする取引方法
買った「株」が下がった時点で同数の「売り玉」を持てば、今後株価が下がろうが、上がろうが損も得もしません。
そして、それぞれの「売り玉」と「買い玉」の少しの利益をねらって決済するのです。
これについては株式投資で勝ち続けて行くために非常に重要な手法になるので、記事を改めて解説をしていきます。
まとめ
よく、株式投資において、
「私が買ったとたんに株価が下がり出し、売ったら上がるんだよね」と
皮肉を交えて話す人がいます。
それは株式市場において、莫大な資金を使って機関投資家(ヘッジファンド)が株価を操ているからです。
正攻法で我々個人投資家がそれらプロ集団と対峙しても勝てる訳はありません。
そんな中でも、大勝は出来なくてもシッカリと少しづつ利益を出していく方法はあります。
編集後記
ネット上には様々な株式コンサルのサイトが存在します。
結局は過去の実績から、これから株価はどれくらいの確率で上がるか、下がるかという統計学での検証結果になります。
そして、その的中率は良くても60%、
つまりは当てずっぽうに投資を行ても確率から言えば、当たる確率は50%ですから、せいぜい1割程度的中率が高くなるという程度なのです。
それでも利益を出し続ける投資家は5%程度ですから、明日株が上がるか、下がるか当てる事よりも
どのように取引を行うか「取引手法」が大事だと言う事です。
そんな中で現在、8~9割もの勝率を誇る伝説の株投資家がいます。
その人はデイトレードを行いながら1か月で数千万円を稼ぎ出しています。
彼が開発したソフトが凄いのでぜひ、下記で確認してください。
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