序説
多くの人は日々、「お金持ちになりたい」「出世したい」「事業を成功させたい」そう思って仕事をし、行動していると思います。
そうは思っても、自分のやっている事が正しいのか、あるいは最善の行動なのか、判断する事は難しいのではないでしょうか、
世の中の成功ノウハウ本を読んでも、やれ「モチベーションをあげろ!」とか「マインドセットが大事だ!」と書いているのですが、実際、そう簡単に気持ちが切り替わって行動できる訳ではありません。
しかし、あなたも今日から以下の事を意識して行動をする事によって、しっかりと意識が変わり、成功への最短距離を最速で駆け上がっていく事ができます。
では最後まで読んでみて下さいね。
まず、自分のタイプを知る
※出典: 来月向上委員会
「自己顕示欲」が強い人か「承認欲求」が強い人か
自己顕示欲・・・自分の存在を社会にアピールしたいという欲求。自己顕示欲の強い人は、一般的に「目立ちたがり屋」とも言われています。
承認欲求・・・社会生活の中で自分の存在を他人から認めてもらいたいと感じる欲求です。承認欲求の強い人は、プライドが高かったり、嫉妬深かったりします。
両者は似ている様でありますが、大きく違う所もあります。
どちらも「欲求」と言うと、あまり良い事と思われない傾向があります。
しかし、成功する人、言い換えると目標を達成する人の多くは「自己顕示欲が強い」と言われています。
どちらも自分をアピールする(したい)と言う欲求には変わりありません。
「自己顕示欲」の強い人は、自分の主義・主張をアピールしますが、それに対し相手がどう思っているかは気にしません。
それに対し「承認欲求」の強い人は、自己主張をする前に「こんなこと言ったら、どう思われるだろう?、嫌われてしまうかも」と考えてしまって、結局何も言えなくなってしまいます。
言い換えると自分の存在(アイデンティティ)を他人や社会との関りでしか見出せない特徴があります。
自分をアピールしない「承認欲求」の強い人は、自分の存在自体を無いものとしてしまうため、自分自身を苦しめる傾向があります。
それに対し「自己顕示欲」が強い人は「自分を信じる」力も強く、結果高いパフォーマンスが出せます。
どうやって気持ちを切り替えるか
では、どうやったら自分を信じて、強い自信が持てるのでしょうか?
それには、心理学が大いに役に立ちます。
まず自問自答をしてください。
今自分が行っている仕事、やろうといている事に対して、
「自分は本当にこれがしたいですか?」
「自分はなぜ、今これをやろうとしているのか?」
意外とやりたくない事を無理やりやっていたり、特に目的もなくただ惰性でやろうとしているかもしれません。
心理学者アブラハム・マズローは「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定し、人間の欲求を5段階に分けています。
最下部は生きていくための本能に近い基本的欲求であり、上部へ行くほど高次元の「内発的欲求」になります。
そして1つ下の欲求が満たされると次の欲求を満たそうとする基本的な心理的行動を表しています。
※出典:自分コンパス
ここで問題が生じます。
本来、人間は最上部に位置する「自己承認欲求」を求めて成長していくはずなのです。
しかし、現代人の特徴として、上部から2番目に位置する他人から認められたいと言う「承認欲求」で止まってしまう人が多いと言う事です。
比較する対象を他人や他人からの意見にしていませんか?
昨日の自分や過去の自分に対して成長できているかを気にして下さい。それは何も自己中心的ではなく、純粋な「自己承認欲求」のなせる業なのです。
何故、それをやるのか
※出典: StudyHacker.
あなたが、お金持ちになりたい!成功したい!と思っているとして、あなたはこう思っていませんか、「どうやったらそう成れるだろう」と、
あるいは成功方法の書かれた本を読んだり、セミナーに参加したり、何かとノウハウやテクニック習得に走ってしまっていませんか?
「どうやったら成功できるか?」と言う外的手段よりも、大事なことが事があります。
それは「なぜ、それをやるのか?」と言う「内発的動機」です。
チャレンジをしていく過程で失敗や辛い事は当然出てきます。
そこで、「なぜ、それをやるのか?」と言う「内発的動機」が無いと、人はすぐ諦めてしまうんですよね。
巷では、「月収100万円を稼ぐ方法を教えます」とか「セミナーに参加して、生の成功法則や体験を共有する」などと一瞬「自分も成功できるのでは」と期待を持たせるオファー(申し入れ)が溢れています。
私も幾つか、試しましたが、結局分かった事は最終的には人一倍の努力が必要だと言う事です。
ノウハウや技術を求めている人は、ほとんど直ぐに結果が出ない事で諦めてしまいます。
では、どうやって人は行動を起こす原因、さらに言うと継続する事ができるモチベーションに成り得る原因を作る事が出来るのでしょうか?
外発的動機と内発的動機
外発的動機づけとは・・・強制や懲罰、評価、報酬など外的な要因が元となって起こす行動です。職場や対人関係など環境や外部から受ける要因がきっかけで行動を起こすのが特徴です。
内的動機付けとは・・・お金のためでもなく、誰かに勧められたからでもない、自発的に沸き起こる欲求によって行う事。たとえば、一銭の得にもならない趣味やボランティア活動などが、内発的動機づけによる活動です。
それぞれの特徴やメリット、デメリットはありますが、ザックリ言うと、単発で瞬間的な効果を上げるに「外発的動機」は効果的です。
しかし、長期的なビジョンで目的を達成させ、かつモチベーションを維持させるためには「内的動機」が必須になります。
やる気を継続させる「内的動機付け」を持つために
※出典:アクトナビ
「内的動機付け」を持つためには、まず皆横並びの「可もなく不可もなく無難に生活できれば良い」と言う、日本人としての悪しき慣習を取り除くことです。
そして、自分のアイデンティティをしっかり持ち、世の中の矛盾や分からない事に対し「なぜ?なぜ?」と常に探求心を持つ事です。
答えを出す事が目的ではなく、答えを出そうと追い求める「探求心」を持つ事が重要なのです。
常に物事に疑問を抱く事なく、考える癖が無い人は「内発的動機付け」を持つ事が難しいと言えます。
これは合理性に乏しく、ロジカルシンキングとは全く相反する事の様に思いますが、今の世の中はまさに不合理な、答えのない疑問を追求する力、「※哲学的リテラシー(能力)」が必用になってきています。
この先、AIやロボット技術が進めば人間の仕事の8割はそれらに代替されると言われています。
それこそ、モノを書く仕事やキャッチコピーを考える仕事でさえもAIに取って変わります。
そこで、答えのない問題、悩み、シュール(非日常的、非合理的)な行動こそAIにはできない、人間にしかできない仕事であり、これからの市場のニーズとなり得ます。
少し、話はズレましたが、今の自分にとことん「なぜ?なぜ?」と聞いてみてください。
「なぜ、仕事、あるいは自分でビジネスをしているのですか?」
「なぜ、お金が必用なのですか?」
「なぜ、子供を大学に行かせるのですか?」
「なぜ、会社を辞めたいと思っているのですか?」
「10年後の自分、あるいは世界情勢は想像できますか?」
「一体、自分は何をやりたいのか?」
「生きる目的って何ですか?」
どうですか?答えがすぐに出てきましたか?
なかなか、簡単に答えは出てこないのではないでしょうか、しかし、それを追求する事こそが究極の目的なのです。
まさに、哲学ですよね、
※哲学的リテラシー・・・事物や人生などの根本的なあり方を探究する能力や行動
まとめ
「自己顕示欲」の強い人は、一見自分勝手で他人の意見を聞かない、どちらかと言うと「負」のイメージがありますが、物事を成功させるためには必要な「欲求」と言えます。
むしろ、他人の目を気にして、常に他者からの評価や関りを意識する「承認欲求」の強い人は成功しにくいと言えます。
何をすべきかは、他人に聞くのではなく、自分自身に問いかけて下さい。
他人の評価など気にせず、まして他人と比較するのではなく、過去の自分に対して少しでも成長している事を意識して下さい。
「どうやってやるか?」と言うノウハウや方法にこだわっても、結果がでなければ人はすぐ諦めてしまいます。
人にやる気を起こさせ、成功するための努力を継続的に行うためには「内発的動機」が大切になります。
「内発的動機」を持つためには、何に対しても疑問を持ち、探求心を高める事、そして答えのある合理的な考えよりも、答えのない哲学的なリテラシーを高める事がこれからの時代を強かに生きる最善の方法と言えます。
編集後記
私は、常に「お金持ちになりたい」「成功したい」とか、今の会社員のままで良いのだろうか?と考えながら生きて来ました。
しかし、その欲求が人の成功体験を聞いて、「自分もそう成りたい」とか、いろんな※本を読んで「成功者はこう考えているのか」など思いはしたものの実際に行動に移す事ができませんでした。
その原因は今でははっきり分かっていて、「この様な自分に成りたい」「なぜそう成りたいのか」と言う内発的動機がしっかりと持っていなかったからでした。
今はそれは、はっきりしています。
投資家になる事、そして世の中に役立つ仕事をしているベンチャー企業に投資する事、また自分の様に組織の中で上手く力を発揮できない人の手助けとなる事、
その為のビジネス活動であり、お金儲けなので、活動自体全く辛く感じる事も無いですし、誰に何を言われようと気持ちがブレて諦める事もありません。
お金儲けの手段は仕組みを作って出来上がり次第、あなたに共有していきます。
それまで諦めずに私に付いて来てくださいね。
※私が読んできて影響を受けた本
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