序説
株式トレードを行う上でどこの証券会社を使うかは大変重要です。
ですが、それぞれの証券会社の手数料や取引条件などは非常に複雑で、どこが一番良いのかは分かりにくい仕組みになっています。
なのでまずは自己分析が必要になります。
1、いくらの資金で取引するのか
2、どのような手法で取引するのか※(デイトレ?スイング?長期保有?)
3、取引する目的は何なのか(将来の老後のため?現在の生活費を稼ぐため?)
4、着地点は(5年後に3千万円貯める、10年後に1億貯める)
以上の項目を自分なりにしっかりと分析してからトレードを行う事をお勧めします。
※スイングなどの取引手法について、詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください
信用取引とは
信用取引とは「現金」や「株式」を担保として証券会社に預けて、証券会社からお金を借りて株式を買ったり、株券を借りてそれを売ったりする取引(空売り)のことです。
預けた担保の金額(評価額)の最大約3倍まで株式の取引ができます。
さらに詳しくは知りたい方は下記の記事をご参照ください。
岩井コスモ証券ってどんな会社
大阪市中央区に本社を置く証券会社で、岩井コスモホールディングスの完全子会社です。
岸和田市発祥の地場証券である岩井証券が、経営不振に陥っていたコスモ証券を買収する形で合併しました。
野村証券、大和証券など、いわゆる大手証券会社でなくて中堅証券会社に位置づけられます。
最近の「にわかネット証券会社」とは一線を画しており、全国に各支店を構えています。
顔の見える中堅証券会社と言う事で信頼性もあり、明治6年創業の東証一部上場の会社です。
岩井コスモ証券のメリット
出典:優雅デザイン工房
最近はネット取引専門の証券会社が多い中で、岩井コスモ証券はプロのトレーダーに直接相談できる「対面取引」
パソコンが無くても電話で注文が出来る「コール取引」
そして「ネット取引」と、3種類の取引手法を比較的安い手数料でできます。
「投資信託」や「各種債券」や「FX」、「保険」等の取り扱いもあるため、ユーザーの様々なニーズに対応できるようになっています。
そして、何より一番は「デイトレフリー」というサービスで
信用取引での日計り取引(デイトレード)を行う場合、取引手数料が無料になります。
また一約定(一取引)の※建玉(たてぎょく)合計が200万円以上の場合は、買方金利・貸株料も無料となります。
また建玉を自由に持ち越す事も出来る(当日中に決済をしなくても可)ので、デイトレードをする方はお得に取引を行う事ができます。
※「建玉(たてぎょく)」:約定後に残っている未決済契約の株数のことです。
信用デイトレードの手数料シュミレーション
下記に信用取引の手数料を「取引都度プラン」と「1日定額プラン」の両方を表にして比較してみました。
都度プランでは「SMBC日興証券」が無料と一番お得で、1日定額プランでは「SMBC日興証券」と「岩井コスモ証券」が無料となっています。
それでは、以下の条件で「楽天証券」の約定都度プランと「岩井コスモ証券」のデイトレフリープランで手数料金額を比較してみます。
・資金60万円
・レバレッジ(倍率)3倍で取引を行うとして
・1日に6銘柄を1回づつ買って、売る。
前場(9:00~11:30)で60万円(1銘柄の約定代金)×3銘柄を(売買)、後場(12:30~15:00)で60万円×3銘柄を(売買)
■「楽天証券」約定都度プランの場合
・手数料・・・350円(1約定毎)×12回(6銘柄を1回づつ売買)で4200円
・金利・・・信用買いの時にかかります。年利2.5%なので日割り計算すると1日0.0069%になります
なので60万円(1銘柄の購入金額)×0.0069%(金利日割り)×6回(取引回数)で248円
・貸株料・・・信用売り(空売り)にかかります。年利1.10%なので日割り計算すると1日0.003%になります。
なので60万円×0.003%×6回で108円
概ね信用買いより信用売り(空売り)の方が金利は安く済みますが、見て頂いた通りデイトレードで株取引を行う場合は殆ど気になりません。
ただ、日をまたいで決済したり、数日持ち続けると、金額はどんどん上がっていきますので気を付けてくださいね。
■「岩井コスモ証券」のデイトレフリープランの場合
・手数料・・・「取引金額いくら」でも、「何回」取引しても手数料はゼロ円、
もちろんその日のうちに決済(売買)する事、言い換えると「玉(ぎょく)」(保有している株数、ポジションとも言う)を次の日に持ち越さない事が条件です。
・金利・・・年利3.69%なので日割り計算すると0.01%になります
60万円×0.01%×6回で360円
・貸株料・・・年利1.9%なので日割り計算すると0.0053%になります。
60万円×0.0053%×6回で191円
以上となり
結果、「楽天証券」では1日4556円の諸経費がかかるのに対して、「岩井コスモ証券」では551円で済みます。
1が月のトータルで計算すると「楽天証券」の9万1120円に対し、「岩井コスモ証券」は1万1020円と大きく差が出る事が分かります。
岩井コスモ証券のデメリット
※出典:弁護士法人ALG&Associates
1、約定(取引)ごとの手数料プランだと他のネット証券会社に比べて少し割高になります。
例えば、100万円の売買を行った場合、最安値のライブスター証券に比べて720円高くなります。
2、投資信託の積立には対応していません。
※「つみたてNISA」に対応していますが、ネット取引では取り扱いがなく、対面取引とコール取引に限定されています。
※「つみたてNISA」とは、年間40万円までの投資額にかかる運用益が非課税となる制度です。
まとめ
・岩井コスモ証券は大手証券会社とは言い難いですが、その歴史は長く、逆に最近の「ぱっと出」のネット証券会社より信頼性は高いと言えます。
・「取引都度プラン」で取引をすると、他のネット証券と比べて手数料が割高になってしまいますが、信用取引でデイトレードをする場合は手数料がゼロ円となり、圧倒的なコストパフォーマンスを見せてくれます。
信用取引でデイトレードを始めたいと思われた方は以下のサイトから自分の目で確かめてください。
サイトを見たからと言って、すぐに口座を契約する必要はありません。
編集後記
私は今まで、ライブスター証券でスイングトレードをしてきました。
勝率としては6対4くらいで勝って来ましたが、「負け」の金額が大きく、「コツコツ積み上げた利益が一発でひっくり返される」と言うパターンを繰り返して来ました。
しかし、その様な日々も、もうすぐ卒業出来ると確信出来るようになりました。
※「専用株ソフト」の威力とそれを使ったトレード手法がほぼ確立しつつあるからです。
もう少し「専用株ソフト」の検証を続けて、機が熟したら岩井コスモ証券のデイトレフリープランで億トレーダーを目指そうと思います。
最後まで読んで頂いたあなたにも必ず具体的な形で億トレーダーへの道を伝授しますので、しばらくお待ちください。
それまで何とか、私と繋がっていて下さいね。
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