キャッシング=「借金」
昔と比べて借金をしやすくなりました。
借金という言葉も、最近では横文字でキャッシングとかローンとか、あるいは融資なんて言われたら、なんか自分が偉くなったみたいで、お金を借りる事にあまり違和感がなくなってきているかもしれません。
テレビでは有名芸能人(しかも好感度の高い)が消費者金融のコマーシャルに出演して情報弱者を食い物にしています。
借金癖がある人の特徴ってどんな人でしょうか、
始めは誰も好き好んで借金をする人はいないと思います。ただ、借金と言うのは麻薬と同じで中毒性があるのです。
借金のきっかけ
少し極端な例を挙げますが、
もしあなたが一人飲食店で食事をして、いざお会計と言う時に財布の中身が空っぽだったとします。近くにコンビニは無く、たまたまお店の横にキャッシングATMがあったとします。
あなたならどうしますか?
1、親類、知人に電話してお金を持ってきてもらう
2、正直にお店の人に話して「後で持ってくる」と伝える
3、食い逃げする
4、とりあえずその場はキャッシングをして代金を払う
私ならどうするかと言うと4番のキャッシングを選択します。
そして翌日には返します。
如何でしょうか、同じ様にキャッシングを選択した人は多いのではないでしょうか、
「3,の食い逃げ」は論外として、なかなか店の人に相談したりはできないですよね、
最近では1週間以内なら利息ゼロと言う消費者金融会社もありますから、何のリスクなくキャッシングができてしまいます。
※実際、初めてキャッシングする場合は簡単な審査・本人確認(勤め先に電話する事がる)が必用で最低でも30分くらいかかります。
しかしこの些細な事がきっかけで地獄を見る人もいるわけです。
借金地獄にハマりやすいタイプ
「なんだ簡単にお金を借りられるんだ、すぐ返せば利息もかからないし楽勝じゃん」と一度、ハードルを踏み越えてしまうと人間はさほど罪悪感を感じることなく、次から次へと踏み越えてしまいます。
借金をしやすい人のタイプに次の様な傾向がみられます
1、ギャンブル好き・・・一度、大勝した快感が忘れられず、負けた時も「次は勝って取り返そう」と考えます。更にエスカレートして借金をしてまで取り返そうと本気で思ってしまうのです。
2、見栄っ張りな人・・・ブランド好きであったり、自分をアピールする気持ちが強い人に多く見られます。身の丈の生活レベルと身なりでいいものを借金してでも見栄をはってしまうタイプ。
3、責任感の強い人・・・「え、なんで?」と聞こえてきそうですが、友達からから借りたお金を返せなくなった時、信用を失うのが怖くて借金してでも返してしまうタイプ。
4、異性にハマりやすい・・・人を信じやすく、世間知らずであることが多いのですが、意外と面倒見が良くて会社ではしっかり者を演じ、信頼されているケースが多い。それだけストレスを貯めやすく気を許せる相手だとすぐに傾倒してしまうのです。
如何ですか、自分は絶対借金地獄には落ちないと自信を持って言えますか?
人間生きていたら、いつどんな場面で究極の選択を迫られるか分かりません。
自分の意志とは関係なく借金を背負わされる事もあるかもしれません。
どうしてもお金が必要になった時
どうしてもまとまったお金が必要になった時、
例えば、リストラにあって家のローンが払えなくなった、大病をして高額な手術が必用になった、知らないうちに他人の保障人になっていた等
あなたならどうしますか?
1、消費者金融でキャッシングをする
利息制限法が適用されるので、最高でも金利は20%を超える事はありません。
1か月以内なら金利ゼロで借りられるところもありますが、きっちりと返済できる根拠と自信がないと借金地獄に落ちます。
2、親類、知人に借りる
基本、金利がかかりません。上限金額や返済期日も貸してくれる人次第と言う事になります。しかし、これがきっかけで信頼関係が崩れる可能性は大いにあります。それを覚悟で借りる様にしましょう。
それと、いくら親類や親友であっても借用証は作成しておきましょう。でないと、後で大いにもめることになります。近くの公証役場で1万円くらいで作ってくれます。
3、開き直って自己破産する
最終手段は「無い袖は振れん」と自己破産を申請する方法もあります。自己破産をすれば借金はもちろん医療費などは免除になります。
しかし、連帯保証を取られている場合、債務は全て連帯保証人にいきます。その重圧に耐えられるかは大きな問題です。
一度、借金地獄に陥ってしまうと人は後戻りができなくなり、後は坂道を転げ落ちるように転落していってしまいます。
借金苦で自殺したり、あるいは殺人に至るケースもあります。
今の自分には想像できないかも知れませんが、実際お金が回らなくなりどうする事もできなくなった時、人は冷静な判断なんかできません。
事業に失敗し何千万という借金を背負ってしまった知人が言ってました。
「人殺し以外だったらどんな仕事でもするよ!」切実な心の叫びだと思います。
借金をしないで済めば一番良いですが、借金を背負うようになった時、どうしてもお金が必要になった時、あらゆる選択肢を探して、間違った方向に進まないようにしなければなりません。
最終的な駆け込み寺
借金が払えなくなった時、
金融機関(銀行)も債務者に自己破産されたら元も子もないので、できたら少しでも回収できるように考えます。
もちろん誠心誠意対応することは当たり前ですが、必要以上に媚びを売って下出にでるより、「俺は今、たまたまお金がない金持ちなんだ」と自分自身にも言い聞かせながら債権者と話をすると良いそうです。
そうすると相手も冷静になり、「じゃあ、月々〇〇円から払っていきましょう」と実際に払える金額で折り合いがついたりするそうです。
「最終的には自己破産すればいいじゃん」と言う人がいます。
よくある例で話をすれば、息子の学費のために奨学金を500万円借りたとします。
大抵は子供が働きだして給料から毎月返していく事になるのですが、思わぬリストラや会社倒産など予想しなかった事が起こるのが世の常です。
いくら頑張っても返済ができなくなって自己破産をしたとします。そうすると返済義務は全て連帯保証人に移ります。
もちろん取り立ても連帯保証人にいきます。
それを回避するため、人間は間違った方向に行ってしまったりするのです。
そんなときは一人で悩まず、然るべきところに相談しましょう。
何らかの解決方が在るものです。
家のローンであれば、金融機関に相談してローンの減額やリスケ(返済計画の見直し)、そのほかの代替案をもらうことができるかもしれません。
消費者金融に頼る、あるいは自己破産する前にまず、国や自治体からお金を借りられる、公的な融資制度があります。
利用できないかあたってみましょう。
詳しくは以下のサイトご参照
「国や自治体からお金を借りられる、公的融資制度&給付金まとめ。キャッシングでお金を借りる前に、これらの貸付制度が使えないかの確認を!」