※出典:債券投資の進め方
序説
最近になり株式投資は、一般サラリーマンや主婦でも簡単に参加出来る様になりました。
反面、昔(高度経済成長期)の様に「買って、置いとけば気がついたら1.5倍に増えてた」なんてのんきな事を言っていられる時代は終わりました。
ここでのお話は現在の市場において株式トレードで「勝つ」ために、一番最適と思われる「デイトレード」に限定させて頂きます。
かつ軍資金として200万円くらい準備し、取引をスタート出来る事を前程にお話を進めたいと思います。
では最後までじっくり読んでみてくださいね。
証券会社選びの条件は非常に複雑
※出典: 株の教科書.com
「株を始めたいのですが、どこの証券会社が良いですか?」と言う質問を良く受けます。
しかしながら、一口に証券会社と言っても、それぞれに得手不得手があり、俄かに「どこがお薦め」とは言い切れないのが正直なところです。
ポイントとしては、
1番・・・取引手数料の設定
2番・・・取引ツールの充実度(売買のし易さ)
3番・・・取扱商品の多さ
と言ったところでしょうか、
その中でもデイトレードは1日に何回も取引を繰り返しますから、手数料設定は一番大事になって来ます。
手数料設定については、各証券会社も顧客獲得のために「一定期間は手数料無料」等と様々な工夫がなされています。
それゆえ非常に分かりづらくなっていますが、ここでは以下の条件に合致し、かつ私の現状の取引内容に即して手数料を検証していきます。
・取引手法その一・・・デイトレード
・取引手法その二・・・現物取引(自身の現金と株式で取引するので、買ってから売るまでの期間に制限はありません。結果、手持ち資金以上の損失が発生する事はありません)
対して※「信用取引」というものがありますが、ここでは現物取引を前提にお話を進めて行きます。
・取引金額規模・・・1回の取引が50万円以上、1日の取引合計金額が600万円以上
※「信用取引」については株初心者でも出来る、失敗しないデイトレードの始め方に解説がありますのでご参照ください
手数料はどの様に設定されているのか
株式取引における手数料は、基本的には取引金額(売買株数×株価)で決まります。
取引金額10万円までは〇○円、20万円までは✖✖円、100万円なら□□円といった具合で手数料が定められています。この手数料は「買うとき」、「売るとき」でそれぞれ発生します。
証券会社の手数料プランは取引(売買)毎に手数料が発生する「取引都度プラン」と1日何回取引(売買)しても定額料金が発生する「1日定額プラン」の2パターンに分かれます。
なお、多くの証券会社ではどちらかを選択できるようになっていることが多いです。
「各証券会社」手数料比較
証券会社選びは、自分が「1日に何回取引をするのか」、「どれくらいの金額を動かすのか」によって決定していきます。
上記の比較表にから判断すると、1回もしくは1日の取引金額が10万円以下の場合は「松井証券」が無料なので一番のお得になります。
しかし、1回の取引金額が50万円以上となると「DMM.com証券」や「ライブスター証券」がお得になって来ます。
手数料シュミレーション
※出典:マイナビ
私の取引スタイルとしては、大体ですが※前場に3銘柄、※後場に3銘柄を取引します。合計6銘柄を「買って売る」と行いますので、1日に12回注文を出す事になります
※前場、後場とは株式市場が開いている営業時間のこと。
午前の部を前場(ぜんば)9:00 ~ 11:30、午後の部を後場(ごば)12:30 ~ 15:00と言います。
1回の注文で株価3,000円の株を200株買ったとします。
購入金額は60万円になります。
そして株価が3%上がった時点で(3,000円×1.03で3,090円)売却します。
単純に利益は90円×200株なので18,000円となります。
もちろん、ロスカットも同じく3%下がれば有無言わさず売ります。
この取引を1日6回繰り返します。
私の使う※専用ソフトを使えば平均5勝1敗の成績におちつきます。
単純に1日の売買利益は72,000円となります。
※ソフトを使った解説は以下のユーチューブ動画で見る事が出来ます。
専用ソフトは現在市販されておりませんが、将来的には販売に向けてソフト改良と検証を進めております。
※出典:龍雲斎の株宅急便
ここで上記の表を本に、松井証券の「取引都度プラン」でシュミレートしてみます。
手数料は1,000円×12回で12,000円、税金は利益の約20%持って行かれるので(72,000円×20%)で14,400円、
つまり手元に残る金額は利益72,000円から手数料12,000円と税金14,400円を引いて45,600円となります。
次にライブスター証券の「1日定額プラン」でシュミレートしてみます。
1日の取引(売買)合計金額は60万円×12回で7,200,000円となります。
手数料は800万円までの設定で3,400円です。
税金は変わらず1日の利益72,000円に20%掛かって14,400円、です。
つまり手元に残る金額は利益72,000円から手数料3,400円と税金14,400円を引いて54,200円となります。
どうですか、松井証券の「取引都度プラン」と比べてライブスター証券の「1日定額プラン」の方が1日の手元にの来る金額として8,600円多くなります。
1か月で換算すると8,600円×20日間で172,000円の差がつきます。
毎日の事ですから大きいですよね!
まとめ
証券会社の手数料プランは本当に複雑で分かりにくくなっています。
知らずに取引していたら、利益が出ているのに手数料と税金で相殺されて「手元にほとんど残らない」と言う事はよくあります。
しっかりと各証券会社の手数料プランを比較して、自分の取引スタイルには「どの証券会社」の「どのプラン」がお得か確認してから契約して下さい。
ちなみに証券会社に200万円ほどを入金し、上記の私の様な取引をするならライブスターの「1日定額取引」が一番お得になります。
ライブスター証券の詳しい解説については以下をご参考にされてください
編集後記
今回は現物取引を前程に手数料の比較を進めて来ましたが、他に圧倒的に手数料を安く抑える取引手法があります。
次回以降の記事でその圧倒的に手数料を安く抑える取引手法についてお話していきます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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