序説
出典:心理学部生の観察記録
「貧乏人と金持ちを分ける決定的な違い」は、それぞれの思考回路の違いにあります。
以下の思考の持ち主は決してお金持ちにはなれませんので、この記事をスルーし、違うサイトに移り時間を有効に使って頂ければと思います。
・金持ちは結局貧乏人をだまして悪い事をしているんだ
・投資なんてある程度お金がないと出来ないので、自分には無理
・お金が無くても幸せなので、別にお金儲けをしたいとは思わない
如何でしょうか、「いや、自分は絶対にお金持ちになってやるんだ」とお思いであれば、ぜひこのまま読み進めて行ってください。
では始めますね。
以下の5つ設問に対しどっちを選ぶか?
一度自分で考えて、答えを出してから読んでみて下さい。
設問1、いい大学に入るか、たくさんアルバイトをするか
私の子供時代(昭和50年~昭和末期)はまさに学歴社会ど真ん中でした。
「とにかくいい大学に入って、一流企業に就職出来れば将来は安泰」と言う空気が充満していました。
確かにひと昔前までは、いい大学に入って、一流企業に就職すれば、それなりにいい給料をもらって、将来も安定していました。
しかし、現在はそんなに悠長な時代ではありません。大企業が倒産し、外国企業に買収・合併される時代です。
能力のない人間には非常に肩身の狭い世の中で、齢40を超えてくれば、ほぼ高い確率でポンポンと「肩たたき」の対象になります。
であれば、今の時代に求められている生き方は、「会社から給料をもらうのではなく、自らのアイデアやスキル、ノウハウによって社会に価値を与え、自らお金を生み出していく」と言う考え方です。
なので子供には、いい学校に行かせるよりも、いかに稼ぐがを教える方がこれからの時代に合っていると言う事です。
設問2、株はギャンブルか、それとも投資か
出典:Pascle -パスクル
よく「株はギャンブルと同じだ」「株で大損した」などと聞いて、怖くて投資はやらないと言う話を聞きます。
これも貧乏人思考の典型的な考え方です。
そもそもギャンブルは胴元(主催者側)に決まった額のテラ銭(参加費用的な胴元の取分)を持っていかれます。
つまり、ギャンブルの参加者は投資した金額に対して、まずテラ銭を胴元に払って、残った金額を参加者同士で取り合うと言う図式です。
ちなみに、このテラ銭の額は結構エグイです。
パチンコは15%程度、競馬は25%、宝くじに至っては50%以上も持っていかれます。
公営ギャンブルと言うのは、各省庁の公務員と銀行員、関係する特殊法人を食べさせるのに行われています。
それでも、あなたは一獲千金を夢見て宝くじを買いますか?
一応、公営ギャンブルの管轄する省庁を以下に記しておきます。
◆競馬:農林水産省
◆競艇:国土交通省
◆競輪・オートレース:経済産業省
◆スポーツ振興くじ:文部科学省
◆宝くじ:総務省
ギャンブルの話が長くなりましたが、それに対し株は証券会社に手数料は払いますが、それは少額であり参加者全員が儲かる事もあればその逆もあります。
株式投資とギャンブルとは「似て非なるもの」なのです。
設問3、1億円あったら、取り敢えず貯金か、それとも全部使うか
出典:株式会社クリーマ
1億円手に入ったら、あなたならどうしますか?
ここでも貧乏人とお金持ちを分ける思考の違いが分かります。
将来の為に貯金する、あるいは「お金は天下の回りのもの」と言う事で、「マイホームを買って、高級車を買って・・・」と言う人は残念ながら貧乏思考です。
まず、お金の使い方には「消費」「浪費」「投資」の3つある事を知りましょう。
消費・・・生活していく上で必要不可欠な支出、例えば「食費」「電気代」「衣料代」など
浪費・・・無くても生活に支障がない、いわば贅沢品を買う事、「高級車」「ブランドの服」など
投資・・・将来的にお金を増やすために、お金を使う事、「書籍」「習い事」「株」「不動産」など
お金持ちは投資に惜しみなくお金を使います。
お金が無い時でも、しっかりと計画し、月3,000円でも投資に回すと決めましょう。
では、貯金はどうか?
確かに1億円貯金すれば、贅沢さえしなければ一生食べて行けそうですが、あまり楽しそうな人生ではありません。
まして、この先、インフレになれば銀行預金は瞬く間に半分、10分の1になっていきます。
設問4、「大勢の人に好かれる良いひと」と「特定の人に愛される変な人」どっちがいい?
人は誰も他人から「良く思われたい」「嫌われたくない」と思っています。
その様な人は「自分の願望を表に出さない」「他人から頼まれたら断れない」「他人と歩調を合わせる事が社会的に大事と思っている」
以上のようなマインドがあります。
この様な人は翻って考えてみると、「自分の存在、※アイデンティティを他人からの評価や影響によってのみ、見出す事が出来る」と言う特徴があります。
※アイデンティティ:「自分が他の何人(なんびと)とも違い自分以外の何物でもない」と言う社会的証明(永倉流解釈)
ひと昔前の様に「寄らば大樹の陰」的な無難な生き方では将来、下流老人まっしぐらです。
もちろん、人に迷惑をかけるような自己中心的な人になってはいけませんが、嫌なものははっきりと「イヤ!」と言う勇気を持つ事、そして自分の主義・主張をしっかり相手に伝える事が大事になってきます。
そうする事によって、他人や会社、社会から依存して生きる生活ではなく、自分から情報を発信して人に価値を提供していく人(インフルエンサー)になっていきます。
設問5、お金は万能の道具か、ただの紙切れか
よくお金でモノやサービスを「買う」とか「購入」するって言いますよね。
これって、普段普通に気にせず使っている言葉ですが、これも貧乏人をさらに貧乏人にしている呪縛の言葉と言えます。
何やらお金があれば何でも買えて、ともすれば万能の道具、ドラえもんのポケットであるかの様な錯覚を起こしてしまいます。
そこで、こう考えてください。
例えばあなたが、1万円を払って株式セミナーの講習会に行ったとします。
これは世間で認められている価値基準の「1万円プラスそれに要した時間」と「セミナーで得られた知識・経験」を交換をしたのです。
「お金を払った」と言ういう意識は、どこか自分都合で「払ってあげた」という様な上から目線が感じられます。
そこで買い物をする時、ビジネスの世界で取引をする時、商売全体において、「価値」と「価値」とを交換すると考えて下さい。
お金を払っている行為自体が、財布からお金が出ていくので、何か損したように思ってしまいがちですが、そうではありません。
あなたは財布から抜いたお金と同等の価値を受け取っているのです。
この意味が分かればあなたはもうお金持ちの仲間に入ったも同然です。
※関連記事、お金のカラクリについて
まとめ
「時代は確実に変わって来ている」と言う事を理解しましょう。良い大学を出たからと言って将来を約束される時代は終わりました。
レベルの高い教育を受けるより、リアルにどうやったら稼げるかを学ぶ方が重要になります。
投資とギャンブルの違いをはっきりと知りましょう。投資やビジネスで財を成して社会貢献をしている人はいますが、ギャンブルや宝くじを当てて、社会に貢献した歴史上の人物を私は知りません。
お金の使い方「消費」「浪費」「投資」をしっかり理解して賢くお金を使いましょう。
貯金は一見、賢い選択の様に見えますが、社会に何ら寄与していません。つまりあなた自身の価値も全く上がらない行為だと言う事です。
まして世の中インフレになれば貯金の価値は下がります。
良い人として、無難に生きていくより、「嫌われる勇気」をもって正直に生きましょう。
その方が結果的に濃い人脈が作れますし、ビジネスでも成功できる確率は上がります。
お金は万能ではありません。ただ単に価値基準を示した「交換券」でしかありません。
重要な事はお金を稼ぐ事ではなく、「自分自身の価値を高め、それを発信して、それ相応の報酬を得る(同等の価値と交換をする)」と言う考え方なのです。
編集後記
私も以前は「会社員のまま何とか定年を迎えて、年金で細々と生きていければ良いかな」と考えていました。
しかし、時代の変化は予想以上に早く、5年前の常識が今や通用しなくなってきています。
「会社に正社員として雇われる」と言う、今では常識的な働き方が5年後は普通では無くなっているかもしれません。
「契約社員」が何もネガティブな事ではなくて、これからはそれが当たり前であり、個人にとっても良い事であると思っています。
何も朝8時から17時まで会社で働く事だけが仕事ではなく、契約した会社に対して与えた効果と利益に対して見合った対価を受け取ると言う考え方、それが複数の会社と契約して収入を得ても良いのです。
これこそが本当の働き方改革で、近い将来必ずそうなります。
その為に今から、自分の価値を高めるために投資をしましょう。
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