序説
株式投資はよく「9割は負ける」と言われています。
どの様な方法で統計を取ったかは分かりませんが、
それはあながち嘘ではないと思います。
それだけ、株式投資で勝つ事、言い換えると「勝ち続ける事」は難しいと言う事です。
私は20代後半で株式投資を始めて、途中でブランクはありますが、約20年になります。
ハッキリ言って、最近まで負け続けていました。
1年前から本気で勉強を始め、何とか勝つパターンが分かってきたような気がします。
ここでは、私が経験した株式投資で、負ける人の特徴をお話ししたいと思います。
最後まで読んで頂き、私と同じ間違いをしないように気を付けて下さいね、
それでは始めます。
勉強が嫌いな人
いきなり、敷居が高いようなイメージがありますが、
株式投資はギャンブルではありませんが、パチンコや競馬と同じく、ビギナーズラックの様に
初心者でもたまたま大勝ちして、大金を得る事があります。
しかし、それは偶然であり、偶然で勝ち続けれる程、株式投資は甘くありません。
勉強と言っても、数学、微分積分を勉強しろ!と言う事ではありません。
ひたすら、「実戦」、「検証」、「改善」を繰り返し行う事です。
株式投資に絶対の方法論はありません。
上記を実行し制度を高める(勝つ確率を増やす)、これしかないのです。
この事実を理解しているか否かであなたの株式投資に取り組む姿勢は変わってくるはずです。
例えば、高額塾や株セミナーなどで奨励銘柄を教えてもらって取引をしている人は、
たまたま今は勝っていても、長い目で見て将来必ず負けます。
これは私の経験から間違いなです。
小学校の計算ができない人
株式投資行う人の環境は様々です。
元金(軍資金)が1千万円ある人もいれば、30万円しかない人います。
元金額の違いで、利益を確定するポイントが違ってきます。
(例)株価1,500円の株価を元金1千万円の人は、3円上がって売り逃げれば19,800円の利益を取れます。
しかし、元金30万円の人は600円しか利益を取れません。
計算式
元金1千万円の人の取引内容・・・株価1,500円の株×6,600株購入=990万円、
株価が3円上がれば
保有株数6,600株×3円=19,800円の利益
元金30万の人の取引内容・・・株価1,500円の株を200株購入=30万円
同じく株価が3円上がれば
保有株数200株×3円=600円の利益
上記は当たりまえの事ですが、この事を理解して取引しないと絶対に株式投資で資産を増やしていく事はできません。
重要な事は、無謀なギャンブル的投資を行うのではなく、
自分の現状を理解して、月に何パーセントのリターンを狙って、何年後にいくら稼ぎたいか、目標を設定する事です。
それによってトレードの手法も変わってきます。
※トレード方法の解説については以下の記事をご参考下さい
自己管理ができない人
言葉が抽象的で分かりにくいですが、
要は自分の感情や行動をコントロールできない人の事です。
株式投資で大事な事は、「欲張らない事」「気持ちよく損切りする事」のつきます。
勝った株が上がった時に利益確定ポイントを決めてしっかり売り抜けなければなりません。
「もっと上がるだろう」と決済せずに持ち続けると、気がついたら一気に急落していたと言う事は株式投資においては「あるある」です。
反対に下がった時は、これ以上下げれば、素直に負けを認め、すぐに売って損失を最小に抑える事が極めて重要です。
「もう少し待っていたら株がが回復するだろう」と思っていたら、さらにズルズルと落ち続け、気付いたら元金が半分になっていたと言う事もこの世界では「あるある」です。
情報を鵜呑みにする人
あなたは誰の話を信用しますか?
よくテレビやネットでも、元〇〇証券会社のトレーダーで「何十億のお金を動かしていました」と聞くと、
「この人の言う事は間違いない、この人の言う通りトレードしたら成功できる」と思ったりしませんか?
ハッキリ申し上げて、ネット上に上がっている株式ブログや投資情報の90%はゴミ情報です。
誰もあなたの為に、儲かる有益な情報をタダで教えてくれたりはしません。
ネットや巷(ちまた)で飛び交っている情報には必ず発信者の意図する方向へ導く「※ベクトル」がかかっています。
※ベクトル・・・方向性を持つ力
ネットよく見ませんか?「何もしなくて、放ったらかしで月100万円稼げます」なんてキャッチコピー、
私も何度も経験がありますが、「楽して稼ぐ方法」を教えるふりをしてメルマガを登録させて、「ここから先の情報が欲しかったら100万円の塾に参加して下さい」など、この世界では「あるある」です。
すなわち、本当に価値ある情報はお金を払うか、自分で努力して見つけるしかないのです。
ネットの情報を鵜呑みにする人は
街中で、相手を見ないで喧嘩を売るようなもので、いつかは痛い目に合います。
ファンダメンタル分析のみで取引している
株式取引には「ファンダメンタル分析」と「テクニカル分析」がありますが、
※「ファンダメンタル分析」と「テクニカル分析」については以下の記事をご確認ください
生真面目な投資家ほど「ファンダメンタル分析」を重要視する方向があります。
もちろん、購入する会社の業績や財務諸表を確認する事は大事ですが、株式取引きの半分以上は機関投資家の売買です。
つまり彼らは大多数のイナゴ(個人投資家)をカモにする為に段階的に株価を釣り上げていき、「一気に売り抜ける」と言う手法を取ります。
なので、いくら「ファンダメンタル分析」を行っても、その会社の業績とは関係なく株価は動くと言う事です。
まとめ
株式投資は約9割の人が負けると言われています。
負ける人の特徴はとして
・勉強が嫌いな人
・小学生の計算ができない人
・自己管理が出来な人
・情報を鵜呑みにする人
・ファンダメンタル分析のみで取引をする人
以上の5つが挙げられます。
株式投資で勝つために大事なのは、「如何に勝つか」よりも「如何に負けないか」を考える事だと言われています。
あなたも、私の今までの失敗した経験を参考に同じ轍を踏まにように自分のトレード手法を見つけてほしいと思います。
編集後記
最近の株式投資は非常に予想しにくなったと言われています。
以前はプロのトレーダーが過去のデータを駆使して推奨銘柄(近々上がるであろう株)を見つけていたのが、
今では「AI」が過去のビッグデータを元に株価予想を立てています。
もちろんデータ分析の情報量からしても人間はAIに太刀打ちできません。
細かい株価の動きに一喜一憂せず、自分の利益・損失幅の基準をしっかり持ちトレードできる人だけが、この株式投資において勝ち残れるのです。
ぜひ一緒に「億トレーダー」を目指しましょう!
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