2018年12月3日修正
序説
10年ぶりに友人から電話がかかってきて、久しぶりに会う約束をして楽しみにしていたら、結局「ネットワークビジネスの勧誘」だったという話はよくある話です。
20代の頃、私自身だけでなく、周りでもよくそういう話は耳にしたものです。
今、このネットワークビジネスが水面下で浸透してきています。
❏ネットワークビジネスとは
そもそも、ネットワークビジネスとはどの様なビジネスなのでしょうか?
それでは私自身20代の頃にやっていた「アムウェイビジネス」の経験を基にお話を始めたいと思います。
まず、多くの人(特に40~50代以上の人)がネットワークビジネスおよびアムウェイについて「誤解しているな」と感じます。
まずネットワークビジネスとは何かを説明したいと思います。
ネットワークビジネスとは代理店やお店を通さずに人から人へネットワークを通じて商品を流通(販売)させていくビジネスです。
アムウェイで例えれば、まず商品を開発・販売している日本アムウェイ合同会社と言う外資系日本法人の会社があります。
あなたは日本アムウェイと契約しディストリビューターとしてアムウェイ製品を購入(仕入れ)する権利を獲得します。(ディストリビューターになるには既にディストリビューターである友達等からの紹介が必用)
あなたは日本アムウェイから洗剤や健康食品等の商品を仕入れ友人Ⓐに販売します。
仕入れ価格と販売価格の差額があなたの利益になります。
そして友人Ⓐは商品を気に入り継続して購入をしたいと思ったとします。
友人Ⓐは自らディストリビューターになり、アムウェイから直接、商品を安く購入出来ます。
また、インターネットで自分で好きな商品をいつでも購入できるようになります。
そして売上が一定額を超えてくればグループ内での売上額の決められた割合のビジネス報酬が日本アムウェイからあなたに振り込まれます。
さらにその友人Ⓐがビジネスとしてやりたいと思い、友人Ⓑに伝えるとします。
そうすれば商品の流通が広がっていき、さらにあなたの報酬額が増えるという訳です。
つまり沢山の友人に伝え、友人が買い物し、さらにその先にまた友人に伝えて商品の流通が増えればあなたはどんどん報酬が増えるという訳です。
❏ネットワークビジネスはねずみ講?
そこで多くの人は「それって、ねずみ講じゃないか、結局、先に始めた人が得なんでしょ」という具合に胡散臭い商法として認識し、それ以上の情報をシャットダウンしてしまうのです。
でも、考えてみて下さい、ビジネスの基本は商品・サービスを売る事です。
普通の企業であれば商品を販売するのに莫大な宣伝広告費を支払います。
(見るに堪えない芸能人、および日本の情報を支配している大手広告代理店を使って莫大な経費を使います)
あるいは一般消費者の手に渡るまでには様々な中抜きが存在します。
代理店、卸し業者、店舗など
しかし、宣伝費のコストをかけず、中抜きする業者を必要としないこのビジネスは会社にとっても購入者にとっても実に理に適ったビジネスなのです。
※図はサイト「アムウェイやめました」から転用
❏アムウェイのビジネスモデル
アムウェイ合同会社の売上は従業員の給料(アムウェイ社員はディストリビューターになれない)、商品開発そしてディストリビューターの報酬に分配されます。
商品の紹介・宣伝をしてくれたあなたに報酬を払うため、会社は綿密に計算された収入プランを用意しています。
本当に「良く考えられているな」と感心します。
前述の続きですが、
あなたが伝えた友人Ⓐは友人Ⓑ以外にも沢山の人に伝えて、売上が大きく上がっていったとします。
すると友人Ⓐはあなたのグループから独立して、報酬額はそれぞれの直下グループの売上から計算されるようになります。
結果友人Ⓐはあなたの報酬を軽く上回ってしまうという事になるのです。
※図はサイト「アムウェイ.net」より一部修正して転用
しかし、友人Ⓐはあなたが居なければアムウェイの商品を永久に購入・販売する事は無かったかもしれません。
そこでアムウェイは紹介者であるあなたにも友人Ⓐを紹介してくれたお礼として幾ばくかのの報酬を受け取れる仕組みを作っています。
ただし、それには条件があって、あなた直下グループでの売上金額が一定のラインを超えていないと恩恵が受けれないシステムになっています。
つまりあなたがたまたま伝えた1人が素晴らしく巨大なネットワークを形成して売上を上げたとしても、あなた自身が全く商品を購入・流通させていないとあなたには報酬が発生しないのです。
このシステムは綿密に考えられていて、完璧に理解しようと思えば丸1日使って説明を聞く必要があるくらい複雑です。
アムウェイの創業者であるアメリカ人(友人2名で創業)はこのビジネスモデルを作り上げた時、嬉しさのあまり狂喜し、興奮のあまりしばらく眠る事が出来なかったと言われています。
❏ネットワークビジネスはこれから伸びるビジネス
ネットワークビジネスで成功するかどうか、良いか悪いかは読者の判断に委ねるとして、
もしまだ「ねずみ講だ、先にやった者しか儲からない」とか思っている人がいた
ら、その人は「既に思考が停止した生きた化石」であると認識した方が良いでしょう。
念のため「ねずみ講」と「ネットワークビジネス」の違いを分かりやすい図で表示させて頂きます。
※図はサイト「るしみ処」より転用
もちろんネットワークビジネスをやるかやらないかはその人の自由です。
しかし、せっかく訪れたチャンスを逃す事の無いように「情報弱者」にだけは成ってはいけません。
時代は大きく変わり始めています。
ネットワークビジネスが「胡散臭い」何て思うのは「昭和時代」の話で、数年後には当たり前のように皆が行っているかもしれません。
時代に取り残される事の無いように、またイメージや過去の古い常識に惑わされないように情報は「自分で調べて、考えて、判断する」事が重要です。
お互い情報を交換しつつ、激動の時代を乗り越えていきましょう!
最後に現在の日本で展開しているネットワークビジネスの売上ランキングを貼り付けておきます。
参考にされてみてください。
順位 | 会社名 | 売上高(百万円) | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 日本アムウェイ | 100,471 | 知名度売上ともダントツ№1 |
2 | 三基商事 | 60,000 | ミキプルーンで有名 |
3 | フォーデイズ | 42,949 | サプリメント販売 |
4 | ニュースキンジャパン | 31,000 | 主にサプリメント販売 |
5 | ノエビア | 28,064 | 化粧品で有名 |
6 | アシュラン | 23,000 | 化粧・美容品販売 |
7 | フォーエバーリビング | 20,580 | アロエ健康食・美容品 |
8 | ベルセレージュ本社 | 19,000 | 化粧・健康補助食品販売 |
9 | シャルレ | 18,068 | 衣料品・化粧品販売 |
10 | モリンダジャパン | 17,000 | 健康食品・飲料販売 |