集団や群衆と聴いて何をイメージしますか?
よく「集団心理」と言って「赤信号みんなで通れば怖くない」とか、みんながやっているから善悪の判断がつかなくなり、弱いものいじめをしたりとか、どちらかと言うと「負」のイメージが強いのではないでしょうか。
過去の歴史を見ても「集団心理」がもたらす事件は数多く挙げられます。
・魔女狩り、赤(共産党)狩り
自分が犯人にされないために、誰かを犯人に仕立て、みんなで吊るし上げる様な事
・バブル発生、そして崩壊
土地や株が上がり続け、今買わなければブームに乗り遅れると思い込み、その頂点で大暴落が発生する事
・SNSの炎上
真実かどうか分からない事が実(まこと)しやかに囁かれ(投稿され)無実の人が犯罪者扱いされ、一斉攻撃される様な事、インターネット上では顔や名前が分からないので極めてタチが悪い
以上の事件は他人事ではありません、集団心理の怖さがお分かり頂けたかと思います。
かの有名な喜劇俳優チャップリンは映画「ライムライト」で言ってます。
「個人では皆いい人なのに、集団になると、たちまち顔のないモンスターになる」
しかし、反面「集団心理」がもたらす良い面もあります。
例えば
・スポーツ観戦で国を挙げての応援など、みんなの心が一致した時、身震いするほど感動する事があります。
・一党独裁の恐怖政治を民衆が団結し、ひっくり返す(いわば革命)
40代以上の方は記憶にあると思いますが、ソ連、ベルリンの壁崩壊、ルーマニア革命を目の当たりにし、興奮した人は少なくないと思います。
何か大層な話になってきましたが、これら「集団心理」は実はビジネスの世界でも大いに利用されています。
人は(特に日本人)は皆と同調する、あるいは自分だけ飛び出したくないという深層心理があります。
・みんなが流行りの服を着ていたら自分も欲しくなります。
・食べ物屋に行列が並んでいたら、一度は並んででも食べてみたいと思います。
・「1億円稼いでいる人の8割がこの本を読んでマインドが変わったと言っています」と聞けば、是非ともその本を読んでみたいと思うはずです。
以上の様に「集団心理」は一見怖そうなもの様に思いますが、使い方次第ではビジネスに利用でき、あなたに富をもたらす事が可能になります。
「集団心理」を利用したビジネスの指南書は数多くあります。もちろんクオリティーの良し悪しやその人に合う合わないはありますが、
ここでも、やはり勉強は大事だという事が分かります。
是非、あなたはこの「集団心理」に利用されて消費する「搾取される」側に留まるではなくて、それを利用しビジネスを成功させ「経済的独立を勝ち取り自由に生きる」側に回れるように頑張っていきましょう!