先日、歓楽街を歩いていて「ちょっとお兄さん」と中年の女性に声を掛けられ、「お兄さん」なんて呼ばれるのは何年ぶりかな~と感慨にふけっていたのも束の間、
読書をする時、本を顔から離して持たないと字が読めなかったり、思わず鏡に映った自分の顔を見て「なんて疲れた顔をしているんだ」としみじみ感じたりする時がある今日この頃。
❑50代は楽しい事だらけ
40歳も後半に差し掛かるとふと自分の半生を振り返り、今後の人生をどう生きるかを考えます。
50歳を目前に控えてこれからの自分の生き方、考え方についてお話したいと思います。
現代は平均寿命も延び、人生100年と言われています。
それを考えれば今は人生半ば、まだ半分しか生きていない事になります。
ここで、ネガティブになるかポジティブになるかでこれからの半生は大きく変わると思います。
「あと50年、おもいっきり楽しむぞ!」とポジティブに考えられる人はどれくらい居るでしょうか、
そこで、40代の中年諸君に、これからの人生を楽しく生きていくために必要な条件を幾つか挙げてみました。
参考にされてみてください。
❑50代以降、楽しく生きる為の条件
1、自由な時間
2、感情を共有できる仲間
3、健康
4、お金
5、知識、教養
6、感受性
1、自由な時間
この考えは個人差があると思います。
年をとっても「仕事をして忙しくしていた方が良い」と考える人もいます。
今まで会社で雇われた事しかない人は自由な時間があっても何をしていいか分かりません。
しかし、これからの時代は個人で如何に情報を発信していくかが重要です。
自らイノベーション(社会的意義のある新しい価値の創造)を起し、それに共感できる仲間と一緒に行動をしたいと思います。
2、感情を共有できる仲間
会社員時代、社会的地位も高く取引先との交流も広いサラリーマンにありがちなのが、仕事を引退したとたん自分に親友と呼べる仲間が居らず、しかしプライドだけは高いのでサービス業の店員に対し横暴な態度をしたりしている光景を見ます。
こんな高齢者には成りたくないと思う典型的なタイプです。
その反面、日頃から謙虚で思いやりのある人は、地位や名声で集まったビジネス仲間ではなく、本音で感情をさらけ出し、笑ったり泣いたり、怒ったりできる友達がいます。
その様な仲間はお金では買えない本当の宝物と言えるでしょう。
3、健康
熱血会社員の生活は乱れています。日々ストレスに押しつぶされそうになり、まともに食事をとる時間すらありません。
仮に高い給料をもらい、高い地位まで登り詰めたとしても、それに支払った代償は高くつきます。
人生100年時代と言われてもその半分を病と闘いながら生きていくのは辛いです。
(実際闘っている方には大変失礼ですが)
もう、命を削って仕事をするのは止めにしませんか。
4、お金
やはりお金は必要でしょう。
しかしほとんどの人は自分のこれからの人生にお金がいくら必要かを知りません。
よく、安泰な老後生活を送る為に3000万円の資金が必用だと言われます。
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しかし人生に目的やビジョンも無く、ただ生活をしていくだけに必要な資金を計算したって何の意味もありません。
お金はお金を必要としている所に自然と集まるようになっています。
それよりも、どうやって社会貢献できるかを考えて、そのために必要なお金を稼ぐように行動したいと思います。
5、知識、教養
40代後半、この年になってつくづく思います。
知人と話しをしている時、この人はテレビで見た内容の受け売りしか出来ないのかなとか、
自分の意見を言わず、しかし自分の事ばっかり話す人だな~とか、
逆に自分の知らない事を知っていたり、普通の人とは違った切り口で物事を考えたり、
なんか上手言い回しをする様な人は「もっと話をしてみたい」と思ったりします。
人を見る目がついてきたのだと思います。
親友、パートナーとして長続きをする条件はズバリ、その人を「尊敬できるか」に尽きると思います。
6、感受性
これは物事を見たり聞いたりして受ける感性の高さと言いましょうか、
例えば道端に咲いている花を見て感動を覚える人もいれば、何も感じない人も居ます。
歌を聞いても、映画を見ても同じことがいえると思います。
よく「感受性が豊か人」と表現をします。
それは、まず知識が豊かで創造力が豊かである必要があると思います。
先の例で話をすれば、道端に咲いている花の種類を知っているか、そしてなぜこんな所で花を咲かせたかを想像してみる。
すると知識と教養がある事によって奇跡の偶然に気づき、感動をするかもしれません。
「感受性」とはまさに人生を豊かにする最高のツール(条件)ではないでしょうか、
❑50歳を迎える人に贈る言葉
残り50年豊かに生きる為に私の好きなチャップリンの有名な言葉を送りたいと思います。
「人生に必要なものは、勇気と創造力、そして少しのお金だ」
チャップリン(ライムライト)より
皆さん、お互い最高の半生を送りましょう!